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EXHIBITION OVERVIEW展覧会詳細

東京富士美術館所蔵名品公開 ザ★刀剣 ─ 千年の匠の技と美

Katana—A Millennium of Swordsmith Mastery: Premiering the Latest Acquisitions of Japanese Swords from Tokyo Fuji Art Museum’s Collection

開催期間 2016年3月29日(火)~2016年7月3日(日)

休館日:月曜日(祝日の場合は開館。翌日火曜日が振替休館)

開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)

会場:東京富士美術館:本館・企画展示室1〜4

主催:東京富士美術館
後援:八王子市、八王子市教育委員会、八王子商工会議所、公益財団法人日本美術刀剣保存協会

OVERVIEW概要

 一千有余年の伝統を持つ世界に誇る日本独自の美──日本刀。本展は、平安時代から現代までの所蔵刀剣の中から重要文化財3口を含む約40口の名品をご紹介する、当館で初めての開催となる本格的な刀剣展です。  古代、大陸より鉄器が伝来し、日本に刀剣がもたらされ、平安時代後期には鎬造と緩やかな反りを持つ日本刀独自の姿が名工・伯耆国安綱の時代に完成します。当館が所蔵する最も古い作は、平安時代後期、その安綱の孫とも伝えられる有綱の現存作品の中でも最上位に位置する太刀(重要文化財)、平安時代末期〜鎌倉時代前期の正恒の太刀(前期展示)があります。  鎌倉に武家政権が確立し、武士の文化が花開くとともに日本刀も黄金時代を迎えます。鎌倉武士の美意識を反映し、各国各派の刀工による鍛錬・焼入れ技法が発達し、山城、大和、備前、相模を中心に数多の名工が生まれました。中でも備前福岡一文字派は華麗な作風で知られ、当館が所蔵する「一」の銘を刻む太刀(重要文化財)は、この派の最盛期の名刀として知られています。また、鎌倉一文字派の助真の太刀(前期展示)、片山一文字派の則房の太刀(後期展示)、相州行光の短刀(前期展示)など備前・相州を中心とする古刀を所蔵しています。  続く南北朝時代には、戦乱の影響を受け、刃長3尺(約90cm)以上もある大きな太刀が流行するなど豪壮な造りが特色となります。長船派の名工・長光の弟子とされる近景の太刀(重要文化財)をはじめ、山城国の来国真の刀(後期展示)、石見国の直綱の刀(後期展示)はこの時代の気風を伝える名品です。  江戸時代、乱世から天下泰平の時代が到来すると、幕府により武士の大小二本指しが規定され、刀は宝物・贈答品としての性格を強めます。各地の大名は刀工を抱え刀剣を作らせますが、刀工が活躍した中心地は江戸と大阪でした。江戸時代前期に活躍した長曽祢乕徹、長曽祢興正の刀、江戸石堂派を代表する刀工・石堂常光、江戸時代後期では斎藤清人の刀(前期展示)や第十代水戸藩主・徳川慶篤(順公)の脇指などを所蔵しています。  本展では刀身を間近に鑑賞することのできる工夫を凝らした展示で刃文の美を鑑賞して頂くとともに、刀装具や武具甲冑、屏風や絵巻、浮世絵などの合戦絵・武者絵等の絵画、書跡なども展示し、日本独自の美として一千年にわたり育まれてきた刀剣美の世界とその魅力をわかりやすく楽しめる展示でご紹介します。 ※本展は前期・後期で展示替を行います。前期:3月29日(火)〜5月15日(日)/後期:5月18日(水)〜7月3日(日) [5月16日(月)17日(火)に展示替を行います。(16日は休館、17日は新館常設展示室のみ開室)] ※本展会期中の関連イベントについては、当館HPの「開催予定のイベント」ページ(http://www.fujibi.or.jp/events/upcoming-events.html)をご覧ください。

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