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ART×PEACE PROJECT柿の木プロジェクト

アートを通して
平和の心を育てる
柿の木プロジェクト

東京富士美術館は、SDGs(持続可能な開発目標)を推進する中、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」に共鳴し、「被爆柿の木2世」を美術館敷地内に植樹し、関連イベントを開催いたしました。1945年8月9日、長崎で被爆したものの奇跡的に生き残った一本の柿の木の種から樹木医の海老沼正幸氏が「被爆柿の木2世」の苗木を育て、長崎を訪れる子どもたちに配る活動をしていました。この活動を知った現代アーティストの宮島達男氏が発起人となり、1996年より「時の蘇生・柿の木プロジェクト」として、柿の木をテーマにしたアート表現をとおして平和の心を育てるアートプロジェクトを世界中に広げております。

2022年4月までに、世界26ヶ国、312ヶ所以上の学校や美術館等の公共施設に植樹され、のべ3万人の子どもたちに平和の種を蒔いています。
「アート×平和」の発信基地として、皆さまとともに創り上げる、永続的なプロジェクトとして参ります。

ART×PEACE

本館中庭の
被爆柿の木2世

CROSS TALK

海老沼正幸
宮島達男×日比野克彦

長崎で被爆した柿の木を蘇生させた樹木医の海老沼正幸氏のお話とともに、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」の生みの親である現代美術家の宮島達男氏と、同プロジェクトに初期から携わってきた日比野克彦氏によるクロストークを開催しました。

2022年5月14日(土) 14:00〜15:30
東京富士美術館 本館ミュージアムシアター

SPEAKERS登壇者

EBINUMA MASAYUKI

海老沼正幸(樹木医)

1949年3月7日、茨城県高萩市生まれ。1977年に長崎市へ 移転、造園業を営む。1993年、農林水産大臣認定「樹木医」 の登録を受け、造園業を営むかたわら、樹木の診断・治療・保 護育成にあたる。1994年5月、被爆柿の木の治療を行い、樹 勢が衰えていた「被爆柿の木の子孫」を生み出すことに成功 。この苗木を「平和のシンボル」として全国に配る活動を行っている。

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※2022年5月現在

MIYAJIMA TATSUO

宮島 達男(現代美術家)

1986年 東京藝術大学大学院修了。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ、新人部門に招待され、デジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催。世界30カ国250か所以上で作品を発表している。1997年 ジュネーブ大学コンペティション優勝。1998年 第5回日本現代芸術振興賞受賞。令和2年度 芸術選奨 文部科学大臣賞受賞。1998年 ロンドン芸術大学名誉博士授与。2021年 2006-2016年 東北芸術工科大学副学長。2012-2016年 京都造形芸術大学副学長。代表作に「メガ・デス」など。また、長崎で被爆した柿の木2世を世界の子どもたちに育ててもらう活動、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」も推進している。

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※2022年5月現在

HIBINO KATSUHIKO

日比野克彦(東京藝術大学学長)

1958年岐阜市生まれ。東京藝術大学美術研究科大学院修了。1982年第3回日本グラフィック展大賞、1983年第30回ADC賞最高賞、1986年シドニー・ビエンナーレ、1995年ヴェネチア・ビエンナーレ出品。1999年毎日デザイ ン賞グランプリ、2015年文化庁芸術選奨芸術振興部門 文部科学大臣賞 受賞。2007年より 東京藝術大学教授。今年4月1日、東京藝術大学学長に就任。他の主な要職として、岐阜県美術館長、熊本市現代美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員長を務める。

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※2022年5月現在

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※2022年5月現在

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