青のヴィーナス | イヴ・クライン | 作品詳細
青のヴィーナス
Blue Venus
- 1962年
- 石膏、着彩
- 高68.0cm、幅35.0cm、奥行26.0cm
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イヴ・クラインは「クライン・ブルー」と呼ばれる青を使って描くモノクロニズムなど、実験的な制作に取り組んだ。本作では石膏製の白いヴィーナス像に青色を吹き付け、本来は重さや量感などの要素をもたないはずの色彩そのものが、あたかも物質として石膏像を包みこんでいるかのような効果を上げている。吹き付けによる青い顔料の毛羽立ちなども独特な表面の肌合いを生み、イヴ・クラインならではの現代的、概念的な「ヴィーナス」像が創造されている。
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ARTIST
イヴ・クライン
Yves Klein(1928-1962)
ニースに生まれる。19歳の時、ニースの警察学校で柔道の講習を受け、関心を持つ。兵役を経験後、イギリスやスペインに滞在し、語学を学ぶ。スペインで柔道を教え始め、1952年からは日本に滞在。講道館に所属し、4段の段位を取得。フランスに戻り、柔道家としての活動を所望したが、フランス柔道連盟から加入を拒否され、断念。スペインへ戻り、芸術家を志す。クラインはモノクローム絵画という新しい表現領域に挑み、「インターナショナル・クライン・ブルー」と称した青一色の単色画や着彩スポンジを使用した作品、絵具を塗ったモデルを使った作品など、独創的な絵画や立体作品を生み出した。1956年から1962年までの間に1000点以上の作品を手がけ、1961年にはドイツのクレーフェルトで大回顧展が開催されたが、その翌年、心臓疾患により34歳の若さで他界した。
展示期間:
2023年9月16日 (土)
~12月10日 (日)
展覧会名:
西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
展示室:
常設展示室5
出品歴
- 出品歴はありません。
東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。