Exhibitions of Embassies Part III: Embassy of the Republic of Bulgaria in Japan – Pathways to Cultural Exchange with the World –
開催期間 2024年10月12日(土)~2024年12月22日(日)
主催:東京富士美術館
後援:外務省
協力:ICOM日本委員会
このたび、日頃より文化交流の窓口としてその国の文化を発信する活動にどこよりも真剣に取り組まれている駐日大使館の協力を仰ぎ、「大使館の美術展 ―文化交流随想―」の開催が実現いたしました。
本展は、各国の駐日大使館や大使公邸にある秘蔵の美術品や文化財をお借りすることで、これまであまり知られてこなかった文化の一側面を紹介する初めての試みです。また、大使館関係者によるセミナーやワークショップ等の開催、ショップやレストラン等とのコラボレーションは、生きた文化としてその国を一層身近に感じていただける機会となることでしょう。
これからも東京富士美術館は、各国と手をたずさえ、あらゆる形で平和創出のための文化交流を推進し、「世界市民を育む美術館」とのモットーのもと、優れた文化に親しむ機会を提供し続けてまいります。
駐日ブルガリア共和国大使館 マリエタ・アラバジエヴァ大使より本展へのメッセージ
東京富⼠美術館にご来館の皆様、
「⼤使館の美術展 - ⽂化交流随想」シリーズの⼀環としてブルガリア美術をご紹介できることを⼤変光栄に思います。このような貴重な機会と多⼤なるご⽀援を賜りました東京富⼠美術館に⼼より感謝申し上げます。
本展ではブルガリア⼤使館所蔵の絵画29点を展⽰します。私たちは、ブルガリアの⼈々、⾃然、⽂化的伝統を巧みに表現した、20 世紀末から現在までのブルガリアの現代芸術家による傑作を厳選しました。
そのうち26点の絵画は、ブルガリアの真の友⼈であり、ブルガリア芸術の偉⼤な後援者であった⽇本⼈実業家、原⽥博之⽒が所有していました。 2023年、彼の家族は、約300点のブルガリア絵画の膨⼤なコレクションから61点の絵画を⼤使館に寄贈してくださいました。ここに改めて感謝申し上げます。今回、これらの作品を初めて⼀般公開いたします。
ブルガリアには、数千年にわたる豊かな⽂化的伝統があります。ブルガリアがヨーグルトの国であり、世界最古の⾦製品が発⾒された地であることは、多くの⽅が知っているかもしれません。この展⽰では、他にも、ブルガリアのシンボル、⾦獅⼦、世界的に有名なブルガリアのバラ、ブルガリア⼈⼒⼠琴欧洲、9世紀にブルガリアで作られたキリル⽂字などをご覧いただけます。
ブルガリアの⽂化は、国教であるブルガリア正教の影響も強く受けています。今回⼤使館所蔵コレクションからイコンも展⽰されます。ブルガリアにはイコノグラフィー学校があり、そのハイレベルな職⼈技を⾒る事が出来ます。それぞれのイコンはユニークで、調和と啓蒙の精神を伝えています。
ブルガリア美術展を楽しんでいただき、ブルガリアの豊かな⽂化と啓蒙精神を感じていただければ幸いです。
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