1600年以上前の古墳時代に生まれたやきもの「須恵器(すえき)」。朝鮮半島との国際交流の中で培われた須恵器の製作技術は、日本の陶磁器生産の扉を開きました。須恵器は東アジアとの文化交流や、日本の文化や美意識に合わせて発展を遂げ、多種多様な造形が次々と生み出されていきました。その造形の幅広さからは、古代の社会や人々の思考をうかがい知ることができます。
本展では、古墳時代から平安時代までの約500年間に全国各地で生まれた須恵器の名品を結集し、無限大に広がる古代の造形美をご紹介します。
展示構成:
プロローグ 須恵器とはどんなやきものか
1600年前に登場し、窯やロクロといった新技術を駆使した須恵器は、今日に続く日本の陶磁器の源流となりました。
Episode 1 海を渡った技術と文化
須恵器の源流となった朝鮮半島の陶質土器も交えつつ、最初期につくられた初期須恵器について、人の動きなどを交えて紹介します。
Episode 2 造形のうつりかわり
関東、東海、畿内、中国・九州の地域ごとに須恵器の変遷を紹介します。合わせて飛鳥~平安時代にかけて、変化していった須恵器の展開を紹介します。
Episode 3 ハレのうつわ~古墳時代の祭り~
装飾付須恵器を中心とし、不思議なその存在や形について紹介します。
エピローグ ~器を超えて
須恵器の技術を礎に誕生した新しい祈りの造形を紹介します。
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