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講演会 イベント終了 申込:不要

講演会「コリオラヌスの肖像~シェイクスピア、プッサンから、ベートーヴェンまで」

内容
古代ローマの勇将コリオラヌス。政争に敗れてローマから追放された彼は、隣国の部族と組んで祖国を倒そうと企てる。しかし母と妻に説得され戦争を中止したため、隣国の部族から裏切者として殺害された。この事件は、政治的対立と家族愛との葛藤のドラマとして語り継がれ、ヨーロッパの作家や芸術家にインスピレーションを与え続けてきた。
今回の「フランス絵画の精華」展でも、画家プッサンの大作「コリオラヌスに哀訴する妻と母」が展示されている。
本講演では、同じくコリオラヌスをテーマにしたシェイクスピアの劇や、ベートーヴェンの楽曲にも触れながら、コリオラヌスという人物の魅力に迫る。愛とは何か。政治とは何か。そして平和とは何か――。英雄の生涯が、現代の私たちに問いかけるものを考察する。

期間 2020年1月10日(金)
申込

不要。定員200名
※当日午後2時より、講演会場入口にて入場整理券を配布(お一人様一枚配布)

会場 東京富士美術館/本館 ミュージアムシアター
料金 無料(ただし、展覧会の入場料金が必要)
出演者・登壇者

講師:伊藤貴雄(創価大学文学部教授、東洋哲学研究所研究員)

講師プロフィール:
伊藤貴雄(ITO Takao)
哲学・思想史研究家。創価大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(人文学)。カント、ショーペンハウアーなどの西洋哲学を研究するほか、ゲーテ、ヘッセの翻訳など文化史研究も広く手がけている。日本ショーペンハウアー協会理事。
著書に『ショーペンハウアー 兵役拒否の哲学―戦争・法・国家―』(晃洋書房)、『ヒューマニティーズの復興をめざして―人間学への招待―』(共著、勁草書房)。共訳に『ヘッセ・魂の手紙―思春期の苦しみから老年の輝きへ―』(毎日新聞社)、『ヘルマン・ヘッセ全集4―車輪の下・物語集Ⅱ―』、『ヘルマン・ヘッセ エッセイ全集8―政治批評集―』(いずれも臨川書店)、『ゲーテ=シラー往復書簡集 上・下』(潮出版社)など。

開催形態 現地開催
展覧会 フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容 詳細

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