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記念講演会「フランス絵画の精華:伝統と創造」

内容
フランスは17世紀にイタリアとネーデルラントを手本に、古典主義と呼ばれる独自の美術を生みだしました。ルイ14世のもとで誕生したアカデミーが、それを普及して、フランス美術の飛躍の原動力となります。この美術を、ルイ14世を大王と呼ぶ例に倣って大様式と名付けて、誕生から2世紀半に渡る展開を辿るのがこの展覧会です。古典主義の礎を築いたニコラ・プッサンとそれを定着させたシャルル・ル・ブラン、男女の愛という繊細な心理の描写で新たな絵画の領域を開拓したジャン=アントワーヌ・ヴァトー、風俗画や風景画で独創的な表現を生んだフラゴナールやユベール・ロベール、優美で華やかな肖像画で人気を博した女性画家ヴィジェ・ルブラン、アングルとドラクロワという新古典主義とロマン主義を代表する画家、かれらの作品を通して大様式とその変容を考えたいと思います。文化の創造が伝統との真摯な対話から生まれるということも、明らかになるでしょう。
期間 | 2019年10月26日(土)午後2時〜3時30分(開場午後1時30分) |
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申込 |
不要。定員200名 |
会場 | 東京富士美術館/本館 ミュージアムシアター |
料金 | 無料(ただし、展覧会の入場料金が必要) |
出演者・登壇者 | 講師:大野芳材(美術史家 本展学術監修者) |
開催形態 | 現地開催 |
展覧会 | フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容 詳細 |