相馬の古内裏 | 歌川国芳 | 作品詳細
相馬の古内裏
Princess Takiyasha Calling up a Monstrous Skeleton Specter at the Old Palace in Soma
- 弘化2-3年(1845-46)頃
- 木版多色刷 大判錦絵三枚続
- 左:37.4×25.1cm、中:37.5×25.4cm、右:37.5×25.9cm
当館HPに掲載の収蔵品画像はご自由にご利用いただけます。
高画質画像については収蔵品画像貸出サービスをご利用ください。
山東京伝の読本『善知安方忠義伝』に取材した本図は、国芳の代表作の1点。相馬の古内裏は、相馬小次郎こと平将門が下総国に建てた屋敷で、将門の乱の際に荒れ果ててしまっていた廃屋。妖術を授かった将門の遺児滝夜叉姫と良門は、父の遺志を継いでこの廃屋に仲間を募り、やがて妖怪が出没するようになる。それを知った源頼信の家臣、大宅太郎光国は妖怪を退治してその陰謀を阻止する。原作では複数の骸骨が現れるが、国芳はこれを巨大な一体の骸骨に置き換えることによって、迫力ある画面構成を生み出すことに成功している。
当館HPに掲載の収蔵品画像はご自由にご利用いただけます。
高画質画像については収蔵品画像貸出サービスをご利用ください。
ARTIST
歌川国芳
Utagawa Kuniyoshi(寛政9(1797)-文久1(1861))
12歳の頃に描いた鍾馗図が初代歌川豊国の目に止まり、程なく豊国門に入る。20代は不遇の時を過ごすが、31歳の頃、《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》を版行。これが人気を呼び、「武者絵の国芳」と称された。役者絵、美人画、風景画と何でもこなしたが、中でも3枚続のパノラマな構図の武者絵や歴史画、ウィットに富んだ戯画は大衆の心をつかんだ。親分肌な人柄から落合芳幾、月岡芳年、河鍋暁斎ら多くの優秀な門人を集めた。
出品歴
- 2021年10月8日 (金)~11月14日 (日)
THIS IS JAPAN 東京富士美術館所蔵 永遠の日本美術 大分市美術館(大分、大分市) - 2020年6月1日 (月)~7月5日 (日)
日本美術の巨匠たち 島根県立美術館(島根、松江市) - 2019年8月25日 (日)~9月29日 (日)
百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展 北斎、広重、若冲、応挙 大集合!風神雷神から日本刀まで 京都文化博物館(京都、京都市) - 2016年6月4日 (土)~7月31日 (日)
東京富士美術館所蔵 浮世絵名品展 国立台湾美術館(台湾、台中)
東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。