松桜図屏風 | 伝 俵屋宗達 | 作品詳細
松桜図屏風
Folding Screen with Design of Pine and Cherry Blossoms
- 江戸時代前期(17世紀)
- 紙本金地着色 屏風装(六曲一隻)
- 155.0×355.0cm
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画面を対角線で区切るように夥しいまでの松の緑の塊が連なり、左上方の金地空間と鮮やかな拮抗をなす斬新で奇抜な構図。松といえば養源院の《松図襖》が有名であるが、本作では松の葉をより簡略化して描いている。松の樹間には宗達がモティーフとして採用した槙や檜も描かれており、宗達作品を想起させる。右上部の八重桜は、独特の盛り上げ彩色による厚みを備え、松葉の群れに負けじと咲き誇って、画面にひときわ興趣を添えている。
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ARTIST
伝 俵屋宗達
Attributed to Tawaraya Sotatsu(生没年不詳)
慶長から寛永年間(1596-1645)にかけて活躍し、京都で「俵屋」を号とする工房を主宰していたとみられる。活動前期は扇面図や料紙下絵を手がけ、本阿弥光悦の書と合わせた和歌巻が知られる。元和7年(1621)に養源院の再建に伴い、襖絵・杉戸絵を制作。寛永7年(1630)には「法橋」の位にあったことが分かる。伝統的画題や技法を昇華し、機知的で大胆な構図に大らかな装飾性を加えた独自の画風を展開した。
出品歴
- 2021年10月8日 (金)~11月14日 (日)
THIS IS JAPAN 東京富士美術館所蔵 永遠の日本美術 大分市美術館(大分、大分市) - 2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)
大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市) - 2017年7月28日 (金)~8月26日 (土)
江戸絵画の真髄展 〜俵屋宗達から伊藤若冲、渡辺崋山まで江戸絵画260年をたどる〜 金沢21世紀美術館(石川、金沢市) - 2014年11月15日 (土)~2015年1月18日 (日)
日本絵画の精華 高崎市タワー美術館(群馬、高崎市) - 2013年10月12日 (土)~11月24日 (日)
江戸絵画の精華 奈良県立万葉文化館(奈良、高市郡明日香村) - 2006年8月24日 (木)~11月19日 (日)
日本美術の名宝展 オスカー・ニーマイヤー美術館(ブラジル、クリチバ) - 2004年11月3日 (水)~11月28日 (日)
珠玉の日本美術名宝展 香川県歴史博物館[3階企画展示室](香川、高松市) - 1995年2月10日 (金)~4月16日 (日)
日本美術の名宝展—江戸時代(1615—1868) ラ・ペドレラ [カサ・ミラ](スペイン、バルセロナ) - 1994年9月23日 (金)~1995年1月22日 (日)
日本美術の名宝展—江戸時代(1615—1868) ホアン・マーチ財団本部展示室(スペイン、マドリード) - 1992年1月26日 (日)~3月22日 (日)
日本美術の名宝 キュンストラーハウス(オーストリア、ウィーン) - 1991年8月10日 (土)~10月20日 (日)
日本美術の名宝展 スコットランド王立美術館(イギリス、エディンバラ) - 1990年2月22日 (木)~4月1日 (日)
珠玉の日本美術の名宝展 サンパウロ美術館(ブラジル、サンパウロ)
東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。