[重要美術品]猛虎図 | 狩野尚信 | 作品詳細
[重要美術品]猛虎図
[Important Art Object] Fierce Tiger
- 江戸時代前期(17世紀)
- 紙本墨画淡彩 軸装
- 141.0×231.0cm
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右奥から流れ出る水流の縁に手をかけて佇む虎。その口元を見ると薄く彩色があり、口を開けているのか、舌を出しているのかは判別できないが、水をありつこうとする瞬間を捉えていると分かる。周囲を窺うような視線を送る表情は、まるで猫のようで愛くるしい。大胆な余白の活用が尚信画の特長ともいえるが、ここでも横長の大きな画面に余計なものは描かず、主題に視線を向かせるようなすっきりとした画面構成が見られる。
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ARTIST
狩野尚信
Kano Naonobu(慶長12(1607)-慶安3(1650))
江戸時代前期の画家。通称は主馬。狩野孝信の次男として京都に生まれる。狩野探幽の弟。寛永7年(1630)に江戸に屋敷を拝領して幕府の御用絵師となり、木挽町狩野家の祖となる。木挽町狩野家は子の常信がさらに発展させ、狩野派の中枢を担った江戸狩野の中でも最も繁栄した画派となった。兄探幽とともに聖衆来迎寺客殿や名古屋城などの障壁画を制作する。探幽の影響が見られるものの、繊細で叙情的な墨画に優れた。
出品歴
- 2020年6月1日 (月)~7月5日 (日)
日本美術の巨匠たち 島根県立美術館(島根、松江市) - 2019年8月25日 (日)~9月29日 (日)
百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展 北斎、広重、若冲、応挙 大集合!風神雷神から日本刀まで 京都文化博物館(京都、京都市) - 2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)
大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市) - 2017年4月29日 (土)~6月25日 (日)
東京富士美術館コレクション −美の東西− 新居浜市美術館(愛媛、新居浜市) - 2013年11月12日 (火)~12月15日 (日)
江戸の狩野派─優美への革新 出光美術館(東京、千代田区) - 2006年8月24日 (木)~11月19日 (日)
日本美術の名宝展 オスカー・ニーマイヤー美術館(ブラジル、クリチバ)
東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。