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2024.07.10

『印象派 モネからアメリカへ -ウスター美術館所蔵-』作品紹介(1)

チャイルド・ハッサム
花摘み、フランス式庭園にて
1888年 油彩、カンヴァス 71.1×55.1cm
ウスター美術館
Worcester Art Museum Theodore T. and Mary G. Ellis Collection, 1940.87
『印象派 モネからアメリカへ -ウスター美術館所蔵-』に出品されている作品をご紹介させていただきます。
ハッサムはボストンで成功を収め、1866年にパリのアカデミー・ジュリアンに留学しました。しかし、学校の堅苦しく平凡な体制に幻滅し1888年に辞めたものの、パリで過ごした時間は彼に大きな影響を与えました。パリで前衛的な美術(バルビゾン派から印象派まで)を目にし、それらを取り入れて独自の様式を形成していきました。
彼の作品は力強い筆づかいや鮮やかな色彩、非対称の構図などで、アメリカに印象派の要素を持ち帰ることになりました。描かれた場所はおそらくパリ近郊にある友人(ブルーメンタール家)の邸宅の庭園だと思われます。

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