現在、フランスのルーヴル美術館で開催中の「ギヨーム・ルティエール」展（原題：Guillon-Lethière, né à la Guadeloupe）にて、当館所蔵のギヨーム・ギヨン・ルティエール《パリの人々にルイ・フィリップを紹介するラ・ファイエット》が出品されています。ルティエールはフランス新古典主義の画家として知られています。同展はルーヴル美術館で初めて行われる大規模なルティエールの回顧展で、日本からは当館が唯一の貸出館です。
本作は、七月革命で国王に就任したルイ・フィリップが市庁舎の前で帽子を掲げて民衆に応えている場面と、その横で彼と握手を交わす国民衛兵司令官のラ・ファイエットが描かれています。
ルーヴル美術館の展覧会担当者からは「本作はルティエールが亡くなる1年前の最晩年に描かれた貴重な作品で、歴史的にも非常に重要な作品です」との声が寄せられました。
同展はルーヴル美術館で2024年11月13日(水)から2025年2月17日(月)まで開催されます。
※写真はルーヴル美術館での展示作業の様子
