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『サムライ・アート展』作品紹介(2)

国宝《太刀 銘 正恒》
備前 平安時代後期、11〜12世紀 ふくやま美術館蔵(小松安弘コレクション) [前期展示]
『サムライ・アート展』に出品されている作品をご紹介させていただきます。
備前鍛冶のなかでも最古の古備前派を代表する正恒の傑作です。
本作は、正恒のなかでは古い時期の作と見られ、細身で腰反り高く踏ん張りがあり、小鋒のきれいな太刀姿を示しています。現存する正恒のなかでも姿の美しさが際立つ屈指の一口です。鍛えは小板目で地沸が細かくついて地斑映りが立ちます。
阿波徳島藩主蜂須賀家に伝来した名品。昭和8年(1933)、国の重要文化財に指定、昭和27年(1952)、国宝に指定されました。

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