
77年前の本日8月9日は、長崎に原爆が投下された日です。
東京富士美術館では本年5月14日、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」に参加し、一本の柿の苗木を植樹しました。
その苗木は、長崎で被爆したものの奇跡的に生き残った柿の木の種から樹木医の海老沼正幸氏が「被爆柿の木2世」の苗木を何年もかけて育てたものです。
当初、長崎を訪れる子どもたちに配る活動をしていましたが、この活動を知った現代美術家の宮島達男氏が発起人となり、1996年より「時の蘇生・柿の木プロジェクト」として、柿の木をテーマにしたアート表現をとおして平和の心を育てるアートプロジェクトを開始。
これまでに世界26ヶ国、320カ所以上の学校や美術館等の公共施設に植樹され、のべ3万人の子どもたちに平和の種を蒔いています。
東京富士美術館はこれからも、「アート×平和」の発信基地として、皆さまとともに成長してまいりたいと願っております。
※同展示は8月28日(日)まで。