
好評をいただきました「暁斎・暁翠伝」、6月24日に終了いたしました。
当館は6月26日(火)〜7月16日(月・祝)の21日間、本館・企画展示室を展示替のため休室し(新館・常設展示室「西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」のみオープン)、続く7月17日(火)〜27日(金)の11日間、展示替のため全館休館させていただきます。
7月28日(土)からは本館・企画展示室において「長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜」を開催いたします。
本展では、スウェーデン王立図書館所蔵、ユネスコ“世界の記憶”に登録された『長くつ下のピッピ』等の貴重な原画をはじめ、スウェーデン、デンマーク、エストニア他より、「ピッピ」「ロッタちゃん」「やかまし村」シリーズ等の原画、さらにはリンドグレーン自らがタイプして愛娘の10歳の誕生日に贈った「ピッピ」のオリジナル原稿、愛用品など約200点が出品され、その多くが日本初公開となります。
さらに、本展のために製作された特別映像や、ピッピの住む〈ごたごた荘〉を再現した大型模型もお楽しみいただけます。
また、リンドグレーン作品に描かれる、スウェーデンの生活文化、自然との共生、子育てといったテーマにも焦点があてられます。
94年の生涯に多くの子ども向け作品を生み出し、“子どもの本の女王”と呼ばれたアストリッド・リンドグレーンは、その人生と作品において、子どもの人権を守り、不正に対して声をあげ、動物の権利の擁護者としても、あらゆる虐待に反対の立場を表明したオピニオンリーダーでもありました。そんな作者の知られざる人生もご紹介します。
すべての子どもたちと家族、かつて子どもだった大人たちに贈る、ノスタルジックで心温まる展覧会です。
今後も当館の展覧会にご期待ください。