文政9年(1826)/木版多色刷 大判錦絵
39.6x26.5cm
SUMMARY作品解説
「伊勢音頭恋寝刃」の一場面。伊勢の御師(下級の神職)福岡貢が、旧主の息子今田万次郎を手助けして、紛失した家の重宝青江下坂の刀と折紙(鑑定書)を探すが、そこには国の乗っ取りを企む蓮葉大学の一味徳島岩次らの計略があった。二見ヶ浦の浜辺で、怪しい手紙を持っていた杉山大蔵を取り押さえたところ、それは刀を奪えとの蓮葉大学の企みの書かれた密書であった。舞台背景には伊勢の二見ヶ浦にある夫婦岩とその向こうに昇る朝日が描かれている。
ARTIST作家解説
寿好堂よし国
Jukodo YoshikuniDate of birth/death unknown
文化年間から天保元年(1804−1830)頃に活躍した上方の浮世絵師。芦国の門人と思われる。北洲に次ぐ絵師として、芦ゆきや国広らとともに上方役者絵の普及に貢献した。また狂歌師としても活躍した。門人には政国、梅国、芝国、多美国などがいるが、その多くが狂歌でのよし国とのつながりから、役者絵を手がけるようになった絵師である。
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