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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

太刀 銘 則房 Tachi: Signed ‘Norifusa’

備前 鎌倉時代中期(13世紀)/鉄、鍛造

刃長69.1cm、反り1.8cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、磨上(すりあ)げながら反(そ)りやや高く中峰(ちゅうきっさき)。鍛えは板目肌流れてやや肌立つ。刃文は丁字(ちょうじ)に小乱(こみだ)れ、互(ぐ)の目(め)交じり、砂流(すなが)し、足入(あしい)り小沸(こにえ)つく。帽子(ぼうし)は先小丸(さきこまる)。茎(なかご)は磨上(すりあ)げ、鑢目(やすりめ)勝手下がり、目釘孔(めくぎあな)2個、茎先(なかごさき)目釘孔の下に則房(房の字半分切れる)の二字がある。

ARTIST作家解説

則房

Norifusa

平安時代に興(おこ)った古備前派ののち、福岡の地に移り鎌倉時代初期から鎌倉時代中期に栄えたのが福岡一文字。片山一文字は、福岡一文字派刀工の一人、則房が片山(この片山は備前国か備中国の二説あり)の地に移り住んで鍛刀したことからこの名がついた。この派の作風は、地鉄(じがね)が強く冴え、丁字(ちょうじ)乱れが福岡一文字派に比して小規模となり、乱れが逆がかり、刃中(はちゅう)の足が細かいところなどにある。

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