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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

ブラスナー氏の肖像 Portrait of Jules Brassner

1979年/シルクスクリーン・アクリル、カンヴァス

101.6×101.6cm

貸出中

視線の届く先に─東京富士美術館コレクション展

会期:2024年03月23日 (SAT)2024年06月23日 (SUN)

成都市美術館(中国、成都)

画像のご利用について
教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

1970年代に入るとウォーホルは「注文肖像画」を手がけるようになる。「ビジネス・アート」を標榜する彼にとって、彼が創刊した雑誌『インタビュー』の取材やナイトクラブ「スタジオ54」での社交などを通して広げた人脈は、「注文肖像画」を得るうえで欠かすことのできないものであった。 ウォーホルの肖像画制作は、スタジオで撮影したモデルのポラロイド写真を拡大してシルクスクリーンに転写するというものであり、いたってシンプルである。写真を転写するカンヴァスには、あらかじめ作品の仕上がりをイメージして、下地となる色とともに、さまざまな色や形を塗っておく。絵具が乾いたら、その上にシルクスクリーンでプリントして完成である。「注文肖像画」は1点で25,000ドル、2点で30,000ドルといった値段がつけられており、ウォーホルの作品としては比較的安価であったため、彼の作品を求める人々から多くの注文を受けた。このようにして制作された肖像画は1000種類を越えるとも言われている。 本作もこの時代に制作された肖像画の1つ。ジュールズ・ブラスナー(1918-2015)は、ニューヨークをはじめとしたアメリカ美術業界で著名なアートディーラーで、ウォーホルをはじめ多くの芸術家らと親交を持っていた。また実業家、社会活動家としても幅広く活躍して、日本とも深い親交があった。ここには正面を見つめ右手を頬にあてた50歳頃のブラスナーが描かれている。微笑を浮かべた表情からは彼の柔和な性格が伝わってくる一方で、正面をしっかりと見据えた眼差しからは、実業家としての自信に満ち溢れた様子がうかがえる。本作には、背景を明るい青一色で塗った別バージョンの作品がある。

ARTIST作家解説

アンディ・ウォーホル

Andy Warhol1928-1987

アメリカ・ピッツバーグ出身のポップ・アートの代表的作家、版画家、映画製作者。広告デザイナーとして出発し、1960年代には、スターのピンナップや漫画などの大衆的な商業美術からのイメージを主題とした作品を発表。反復の手法を多く用い、シルクスクリーン技法を絵画へ応用し、独創的な作風を確立。1965年には映画製作への専念を宣言しつつも作品制作とデザインの創作は続けられた。代表作には《32のキャンベルスープ缶》(ニューヨーク近代美術館蔵)など。

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