文久2年(1862)2月/木版多色刷 大判錦絵
35.0×24.9cm
SUMMARY作品解説
「宵祭」とは祭日の前夜に行う小祭のこと。また「鉄棒引」とは金棒引(かなぼうひき)ともいい、鉄棒を鳴らして警固・夜番にあたる人のことをいう。この女性が手に持つのがその際の鉄棒であろう。肩からは祭りにちなんだしめ縄飾りが下げられている。そして女性はひと仕事終えた後であろうか、首元の汗を拭っている。本図は三代豊国(国貞)の最晩年の77歳の作。この年、喜寿を迎えた三代豊国が新たに用いた「喜翁豊国画」の画号が記されている。画号の枠には初代歌川豊国が使っていた「年玉印」を応用した「年玉囲み」が用いられる。
ARTIST作家解説
三代歌川豊国
Utagawa Toyokuni (III)1786-1864
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INFORMATION作品情報
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