1974年後半-1975年前半/シルクスクリーン・アクリル、カンヴァス
101.0×101.0cm
SUMMARY作品解説
ウォーホルの肖像画は、1970年代に入ると質的な変貌を遂げる。以前の彼の作品は、映画、雑誌、モデル等から提供された写真からイメージを得て制作されていた。これに対し70年代半ば以降、彼はあたかも社交界の肖像画家のように、自らがパーティーなどで撮った有名人たちの写真を素材に制作をするようになった。これらの作品は写真をシルクスクリーンでプリントする手法をことさらに意識させず、以前には見られなかった自然で表情豊かな筆触が見られ、作者自身の手で描かれているかのような印象を与えている。
ARTIST作家解説
アンディ・ウォーホル
Andy Warhol1928-1987
アメリカ・ピッツバーグ出身のポップ・アートの代表的作家、版画家、映画製作者。広告デザイナーとして出発し、1960年代には、スターのピンナップや漫画などの大衆的な商業美術からのイメージを主題とした作品を発表。反復の手法を多く用い、シルクスクリーン技法を絵画へ応用し、独創的な作風を確立。1965年には映画製作への専念を宣言しつつも作品制作とデザインの創作は続けられた。代表作には《32のキャンベルスープ缶》(ニューヨーク近代美術館蔵)など。
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INFORMATION作品情報
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