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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

東都両国橋夕涼之景色 Enjoying the Cool Evening Breeze on the Ryogoku Bridge in Edo

天保期(1830-43)/木版多色刷 大判錦絵三枚続

38.8×25.9cm(各)

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

両国橋は、江戸の下町を流れる隅田川にかかり、当時橋をはさんで見世物小屋など各種の店が連なり、江戸最大の賑わいをみせる場所であった。画面は夏の花火の光景で、橋の上は無数の見物人であふれ、川面は数え切れないほどの屋形舟でごったがえし、舟上では花火に浮かれる男女が思い思いの姿で夏の夜を楽しんでいる。大きくアーチを描く橋を中景として両岸の家並みがやや極端な遠近法で処理され、あの下にはさらに下流の橋が小さく描かれていて、雄大で臨場感に富んだ一大パノラマとなっている。

ARTIST作家解説

溪斎英泉

Keisai Eisen1791-1848

江戸に生まれ、幼い頃、狩野白珪斎に入門する。仕官した後に一度浪人の身となり、菊川英山の父英二の家に寄寓し、20代半ばから浮世絵師としての活動を始める。はじめは英山の影響を感じさせる画風を示したが、やがて独自のつり上がった目と半開きの口元を特長とした濃艶で情念のこもった美人画を描き、人気をさらった。また当時流行した輸入顔料であったベロリン藍(ベロ藍)一色で仕上げた藍摺作品の第一人者としても知られる。

同じ作家の作品一覧

INFORMATION作品情報

出品歴

2021年9月17日 (金)~10月17日 (日)

東京富士美術館 日本画名作展 天童市美術館(山形、天童市)

2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)

大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市)

2016年6月4日 (土)~7月31日 (日)

東京富士美術館所蔵 浮世絵名品展 国立台湾美術館(台湾、台中)

2004年11月3日 (水)~11月28日 (日)

珠玉の日本美術名宝展 香川県歴史博物館[3階企画展示室](香川、高松市)

1997年6月14日 (土)~7月7日 (月)

美の交流史をたどる 東西の美 400年展 石川県立美術館(石川、金沢市)

1996年7月2日 (火)~8月11日 (日)

日本美術の名宝展 国立装飾美術館 [キューバ国立美術館](キューバ、ハバナ)

1995年9月16日 (土)~10月1日 (日)

浮世絵名作展 シンガポール髙島屋アートギャラリー(シンガポール、シンガポール)

1995年3月15日 (水)~5月12日 (金)

日本美術の名宝展 米州開発銀行文化センター(アメリカ、ワシントン)

1994年3月31日 (木)~5月1日 (日)

浮世絵名品展 サン・フランチェスコ美術館(サンマリノ共和国、サンマリノ)

1993年2月8日 (月)~3月14日 (日)

日本美術の名宝展 コロンビア国立博物館(コロンビア、サンタフェ・デ・ボゴタ)

1992年1月26日 (日)~3月22日 (日)

日本美術の名宝 キュンストラーハウス(オーストリア、ウィーン)

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