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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

玳皮釉双鸞文碗 Bowl with Design of Phoenixes, Torroiseshell Glaze

南宋(12-13世紀)/

高5.0cm、口径15.0cm、底径3.7cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

黒い鉄釉の地に飴色の斑文が生じた外側面の様子が、玳瑁(たいまい)の甲羅である鼈甲(べっこう)の模様に似ていることから「玳皮釉」と呼ばれる。内面は黒釉を掛けた後、想像上の鳥である「鸞」や梅花、蝶の形に切った型紙を置き、その上から白濁する釉薬を掛け、型紙を外して焼成している。日本へは南北朝時代(14世紀)には請来され、「鼈盞(さん)」や「玳皮盞」と呼ばれ、茶碗として珍重されてきた。この碗も江戸期の木箱に納まる。

ARTIST作家解説

吉州窯

Ji-zhou Ware

唐時代から元時代の窯。窯跡は江西省吉安市吉安県にあり、窯名はかつて吉州に属したことによる。唐時代の主に粗製の青磁を作り、北宋時代にはいわゆる青白磁を中心に生産。南宋時代から元時代に最盛期を迎え、多彩な陶磁を作る。なかでも鼈甲に似た釉調の玳皮盞が有名で、天然の木の葉1枚を焼き付けて装飾とした木葉天目も特色ある製品の一つ。

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