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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

刀 銘 日置対馬入道知休常光 Katana: Signed ‘Heki Tsushima Nyudo Chikyu Tsunemitsu’

武蔵 江戸時代前期(17世紀)/鉄、鍛造

刃長72.0cm、反り1.5cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、鎬造(しのぎづくり)、反り浅く、茎(なかご)はやや長め、鍛えは板目肌がよく詰(つ)んで精美、丁字映(ちょうじうつ)りが現れる。刃文は、常光の得意とする一文字写しの匂(にお)い出来(でき)の大房丁子刃を焼き、足しきりに入る。茎(なかご)には、目釘孔(めくぎあな)下、鎬地(しのぎじ)に、太鏨(たがね)で大きく「入道知休」を用いた作者銘がある。地刃ともに傑出した出来を示し、付属の外装には葵紋が金蒔絵で施されており、将軍徳川家ゆかりの品であったことがわかる。

ARTIST作家解説

常光

Tsunemitsu

初代常光は、江州蒲生に生まれ、山城にて修業後、弟の光平と江戸の四谷に移住して作刀。入道して一法、また知休(智休)とも称し、江戸石堂(えどいしどう)派を代表する刀工である。長寿を全うし、入道後の元禄11年(1698)、73歳添銘(そえめい)の作が今に残されている。作風は、反(そ)りの浅い姿に福岡一文字の大房丁子(おおふさちょうじ)乱れを焼くが、焼幅には広狭があり、狭いところは小丁子(こちょうじ)乱れで匂足(においあし)の入るのが特徴である。

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INFORMATION作品情報

出品歴

2018年1月13日 (土)~2月12日 (月)

鐡華繚乱-ものゝふの美 徳島市立徳島城博物館(徳島、徳島市)

2008年6月19日 (木)~8月24日 (日)

日本美術の名宝展 武士の美 国立美術館(ブラジル、ブラジリア)

2006年8月24日 (木)~11月19日 (日)

日本美術の名宝展 オスカー・ニーマイヤー美術館(ブラジル、クリチバ)

1995年3月15日 (水)~5月12日 (金)

日本美術の名宝展 米州開発銀行文化センター(アメリカ、ワシントン)

1994年2月4日 (金)~3月27日 (日)

日本美術の名宝展 香港中文大学文物館(中国、香港・沙田)

1991年8月10日 (土)~10月20日 (日)

日本美術の名宝展 スコットランド王立美術館(イギリス、エディンバラ)

1990年9月26日 (水)~12月9日 (日)

日本美術の名宝展 スウェーデン国立東洋美術館(スウェーデン、ストックホルム)

1990年2月22日 (木)~4月1日 (日)

珠玉の日本美術の名宝展 サンパウロ美術館(ブラジル、サンパウロ)

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