明治時代(19世紀)/木製漆塗
7.5×7.9×2.2cm
SUMMARY作品解説
印籠というのは本来は印判や印肉を納める容器であるが、江戸時代には携帯用の薬入れとして用いられるようになった。4、5段重ねに仕切った偏平な小型容器で、紐が付いて腰に下げられるようになっている。印籠細工は江戸時代の工芸の最も特色ある一分野となった。印籠には在銘品も多く、本作品の作者芝山は青貝や象牙などの象嵌細工をよくした芝山仙蔵のことで、作品は芝山細工と称された。
ARTIST作家解説
芝山
Shibayama
芝山細工は、上総国芝山村の小野木専蔵が、江戸に出て小間物商に奉公しながら始めた螺鈿・象嵌細工。その製品は将軍家御用品にもなった。
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INFORMATION作品情報

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