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クロード・ロラン(クロード・ジュレ)( Claude Lorrain (Claude Gellée))の作品が 1件見つかりました。
Claude Lorrain (Claude Gellée) 1604/05-1682
フランス東部のシャマーニュに生まれる。早くに両親を亡くして孤児となったロランは、若くしてローマへ赴き、後に画家アゴスティーノ・タッシの工房で学び、ローマの地で風景画家となった。同時期にローマで活躍したフランス人画家ニコラ・プッサンとも交友があり、ローマ近郊のカンパーニャにスケッチに出かけたとも伝わる。北方画家の様式からも影響を受け、画面の片側に木々の茂み、片側には空気遠近法を用いて開放的な空間を描く非対称的な構図を取り入れた。また微妙な光の効果を巧みな陰影描写をもって描き出し、彼独自の詩情豊かな風景画を確立した。プッサンとともに歴史画にも取り組んだが、ロランはあくまでも風景に主眼を置くスタンスを貫いた。