ジャン=ジャック・エンネル( Jean-Jacques Henner)の作品が 1件見つかりました。
Jean-Jacques Henner 1829-1905
フランス東部・アルザス地方のベルンヴィラーで生まれる。12歳の頃、近隣の町アルトキッシュで画家のシャルル・グーツヴィラーに習い、その後、ストラスブールのガブリエル=クリストフ・ゲランの工房で学んだ。1846年にパリのエコール・デ・ボザールに入学し、同校でミシェル=マルタン・ドロラン、フランソワ=エドゥアール・ピコに師事。1858年、《アベルの死体を見つけるアダムとエヴァ》(パリ国立美術学校蔵)でローマ賞を受賞し、1859年からの5年間、給費留学生としてローマに滞在した。この間イタリアの大家ラファエロ・サンティ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、コレッジョらから深い影響を受けた。1864年にパリに戻り、サロンに出品した《スザンヌの貞操》(オルセー美術館蔵)をはじめ、神話画や肖像画を中心にその後も出品を重ね、概ね好意的な評価を得て、1873年からは審査員も務めた。1879年にフランス学士院の会員に推挙。1903年にはレジオン・ドヌール勲章グラン・オフィシエを受章した。没後には、生前の邸宅が国立ジャン=ジャック・エンネル美術館として公開されている。