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菱田春草( Hishida Shunso)の作品が 2件見つかりました。

菱田春草

Hishida Shunso 明治7(1874)-明治44(1911)

長野に生まれる。17歳で上京し、はじめ結城正明に習い、東京美術学校に入学。上級生に横山大観、下山観山らがいた。卒業制作《寡婦と孤児》(東京芸術大学大学美術館蔵)では最高点を獲得。明治31年(1898)の岡倉天心排斥運動で大観らと下野し、日本美術院創設に参加。以後、「没線描法」の作品を発表するも世間から「朦朧体」と揶揄される。同36年(1903)から2年ほどかけ大観とインド、アメリカ、ヨーロッパを歴訪し、現地で作品展を開催した。帰国後、院の五浦移転に伴い同地に移る。同41年(1908)、眼病を患い東京に戻り、一時小康を得て、文展に《落葉》、《黒き猫》(いずれも永青文庫蔵)といった代表作を送るが、同44年(1911)、37歳で早世した。

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