国清( Kunikiyo)の作品が 1件見つかりました。
Kunikiyo
越前刀工、山城守國清は数代継承されるが、初代が最も技倆が高い。初代國清の本国は信濃国松代で、駿州鍛冶島田三代目助宗の子。通称を吉右衛門といい、京都に出て堀川国廣に学び、名を國清と改め、国廣没後は、越後高田の松平忠昌に仕え、さらに越前福井に封地替えの際、主君に従って同地に移住したと伝える。寛永4年に山城大掾を受領し、翌五年、山城守に転じ、銘は「山城守藤原國清」と切り、鎺下に菊花紋を切るが、これは、山城大掾を受領した際、朝廷から許されたものとされる。作品は刀・脇指が多く、作風は、直刃を得意とするが乱刃も焼く、直刃のときは肥前二代目忠廣に乱刃のときは堀川物に近似する。