かつてない規模で全国から須恵器の名品を集めた特別展「This is SUEKI─古代のカタチ、無限大!」の開催に合わせ、当館の所蔵品による特集展示を企画しました。3つのストーリーでたどるThis is SUEKI展スピンオフ展示をお届けします。須恵器の源流、当館所蔵の須恵器、中国陶磁のかわいい動物たちまで、もう一つの須恵器展をお楽しみください。
Before SUEKI 須恵器─須恵器の源流と根源─
─ SUEKI: The Roots and Ultimate Origins ─
須恵器は4〜7世紀中葉の朝鮮半島・三国時代(高句麗、百済、新羅+加耶)の陶質土器製作技術を、渡来工人によって導入した外来系のやきものです。
朝鮮半島の陶質土器は1100℃前後の高温・還元炎で焼かれた硬質・青灰色のやきもので、3世紀後半から7世紀前半にかけて流行しました。
高温・還元炎で焼かれたやきものは、さらに古い中国陶磁にみられます。紀元前15世紀、初期王朝時代に低温の灰陶から進化した1000℃前後の灰陶、そして1200℃以上で焼かれた印文硬陶が出現しました。
SUEKI AGE 須恵器─もっと見せます。須恵器コレクション!─
─ Presentting More of the SUEKI Collection ─
4世紀末〜5世紀初頭頃に朝鮮半島より技術が伝わり、陶邑窯(現在の大阪府南部)などで生産が始まった 須恵器は、当時の人々にとって、生活に欠かせないやきものでした。
窯を用いて硬く焼き締められた須恵器は、液体が漏れづらいというメリットがありました。そのため、水を溜めたり酒などを醸造したりするための甕、それらを注ぐ瓶、そして飲食物を盛り付けるための杯など、幅広い用途の須恵器が製作され、当時の人々の需要に応えていきました。
ここでは当館が所蔵する須恵器を紹介します。
Another SUEKI 須恵器─変わり種の須恵器たち─
─ Unique Varieties of SUEKI and Others ─
須恵器には、当時の人々の生業や生態系などを表現したものも見られます。食器や貯蔵具など、様々な人たちに広く使われたものから、文房具や動物などをかたどった祭祀の道具など、特定の人たちに使われたものまで、幅広い場面で須恵器は使われていました。
ここでは、当館の所蔵作品の中から、須恵器の源流にあたる中国の動物形の土器を展示し、見て楽しいやきものの世界を紹介します。
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