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タルボット公開記念クロストーク 杉本博司(現代美術作家)× 伊藤俊治(美術史家) 〜写真の起源・タルボットをめぐる旅

内容:
このたび、「とことん魅せます!富士美の写真コレクション」展におけるフォックス・タルボット作品の初公開を記念して、日本における写真評論・写真史学の第一人者である美術史家の伊藤俊治氏と世界的な現代美術作家・写真家の杉本博司氏による対談が実現いたしました。政治家、考古学者、語源学者と多数の顔を持つタルボットは、ネガポジ法写真の発明者として後世に多大なる影響を与えた人物です。本展のテーマである写真黎明期から現代までの写真史に触れつつ、タルボットとその作品群の今日的な意味について迫ります。関連して、本展ではタルボットのネガを現在に蘇らせた杉本博司氏による「光子的素描シリーズ」も特別出品されます。
登壇者
伊藤俊治(美術史家)、杉本博司(現代美術作家)
プロフィール:
●伊藤俊治 Ito Toshiharu
美術史家、美術評論家。東京藝術大学名誉教授。
1953年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了(西洋美術史専攻)。多摩美術大学教授を経て東京藝術大学教授。現在東京藝術大学名誉教授、多摩美術大学客員教授、京都芸術大学大学院教授を務める。主要著書に『写真都市』『ジオラマ論』『機械美術論』『電子美術論』『裸体の森へ』『愛の衣裳』など多数。国際展覧会企画に「四次元の知覚」(オーストリア、グラーツ),「移動する聖地」(東京)「デジタルバウハウス」(東京)など多数。
●杉本博司 Sugimoto Hiroshi
1948年東京生まれ。1970年に渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は写真、建築、造園、彫刻、執筆、古美術蒐集、舞台芸術、書、作陶、料理と多岐にわたり、世界のアートシーンにおいて地位を確立してきた。杉本のアートは歴史と存在の一過性をテーマとし、そこには経験主義と形而上学の知見をもって西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図があり、時間の性質、人間の知覚、意識の起源、といったテーマを探求している。作品は、メトロポリタン美術館(NY)やポンピドゥセンター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵。代表作に『海景』、『劇場』、『建築』シリーズなど。1988年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年秋の紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。2017年文化功労者。2023年日本芸術院会員に任命。","100名(先着順) 下記のURL(Googleフォーム)より申込みください。 https://forms.gle/gGMH8nhokgcuiiwQ7 ※お申し込みは1つのメールアドレスにつき2名様まで、おひとり様、1回限りでお願いいたします(2回以上応募された場合は無効)。 ※定員に達し次第、上記申込URL(Googleフォーム)は締め切らせていただきます。 ※お申し込み後、Googleフォームより自動応答メッセージで回答のコピーが届かない場合は、記入されたメールアドレスが誤っているか、迷惑メール対策でドメイン指定受信や特定メール受信を設定している可能性がありますので、ご確認ください。"
期間 | 2023年8月5日(土)14:00〜15:30(開場は30分前) |
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申込 |
2023年8月5日 100名(先着順) |
会場 | 東京富士美術館/本館 ミュージアムシアター |
料金 | 無料(ただし、展覧会の入場料金が必要、土曜は中小生無料) |
開催形態 | 現地開催 |
展覧会 | とことん魅せます!富士美の写真コレクション 詳細 |