江戸時代後期(19世紀)/
SUMMARY作品解説
武将が、軍陣の際に扇を携帯する習慣は早くからあり、有名な『平家物語』『蒙古襲来絵詞』などにも、当時の軍記物にいう種々の扇が数多く描かれている。軍扇は単なる指揮具であるだけでなく、武将の地位を示す持ち物として用いられ、時には涼を入れるため、また時には閉じて物を指したり手なぐさみをするなど多目的に用いられたことがうかがえる。本作は、江戸時代後期のもので、軍扇として頑丈に作られており、表側には金箔の地紙に、朱色の日の丸を大きく、裏側には朱漆塗りの地紙に、金色の日の丸を描く。親骨を含めて、十三本の黒漆塗りの骨(木製)を使用し製作されている。
INFORMATION作品情報

2008年6月19日 (木)~8月24日 (日)
日本美術の名宝展 武士の美 国立美術館(ブラジル、ブラジリア)
2006年8月24日 (木)~11月19日 (日)
日本美術の名宝展 オスカー・ニーマイヤー美術館(ブラジル、クリチバ)
1993年2月8日 (月)~3月14日 (日)
日本美術の名宝展 コロンビア国立博物館(コロンビア、サンタフェ・デ・ボゴタ)
1992年1月26日 (日)~3月22日 (日)
日本美術の名宝 キュンストラーハウス(オーストリア、ウィーン)
1991年8月10日 (土)~10月20日 (日)
日本美術の名宝展 スコットランド王立美術館(イギリス、エディンバラ)
1990年2月22日 (木)~4月1日 (日)
珠玉の日本美術の名宝展 サンパウロ美術館(ブラジル、サンパウロ)
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