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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

双竹図 Two Bamboos

寛政10年(1798)頃/絹本着色 軸装(三幅対の内)

126.5×50.0cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

三幅対の体を成しているが、各々の関連性は薄く、おそらく中幅が描かれた後に左右の二幅が加えられたと思われる。中幅では嘉嶋浦(現在の愛媛県宇和島市周辺)や魚津浦(現在の富山県魚津市周辺)で発生した蜃気楼の模様が描かれ、上部には旭江と交友のあった皆川淇園の筆でその詳細な記事が認められている。蜃気楼によって、無数の人魂のような燈とともに巨大な岩山が海上に浮かび上がるという信じがたい光景が克明に描かれている。

ARTIST作家解説

木下応受(円山応受)

Kinoshita Oju (also known as Maruyama Oju)1777-1815

京都で生まれる。円山応挙の次男。応瑞の弟。後に母方の祖父木下萱斎の養子となり、木下姓を名乗る。字は君賚。直一、水石とも号した。画は父応挙に学び、中でも花鳥画をよくした。源琦、長澤蘆雪、森徹山、山口素絢らとともに応挙門の十哲に名を連ねる。長男である応震は兄応瑞の養子となり、後に円山家三代目を継ぎ、次男応夏は木下家を継いだ。39歳で早世した。

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