開催中の「没後40年 アンドレ・ケルテス展~前衛写真の萌芽」の第3期の展示が始まりました(3月23日まで)。
アンドレ・ケルテス(1894-1984)は、主に小型カメラのライカを用いて繊細な構図と美しさで写真をモダンアートへと高めた20世紀の最重要写真家の一人です。
本展は、当館所蔵の貴重なヴィンテージ写真165点を中心に、モダンプリントや写真集などを含めた計183点を3期に分けて展示します。
同郷ハンガリーの後輩ロバート・キャパを仕事面で手助けし、キャパ亡き後は弟のコーネル・キャパとも親交を深め、一緒に来日を果たしています。
91歳で亡くなる2ヶ月前にも日本での個展のために来日しており、生涯にわたり創作意欲は衰えることなく、現役を貫きました。
没後40年の節目に、ケルテスが遺した現代に続く写真芸術への功績を振り返る良い機会になれば幸いです。
