
© MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2025 G3773
マン・レイ《永続するモティーフ》1923/70-71年 岡崎市美術博物館[通期展示]
『愛しのマン・レイ展』に出品されている作品をご紹介いたします。
メトロノームに眼を付けたオブジェは、マン・レイによって度々手掛けられており、いくつかのヴァリエーションがあります。最初のメトロノームは《破壊されるべきオブジェ》という題名が付けられ、展覧会に出品された際には本当に破壊されてしまいました。メトロノームの作品は、異なる4つのタイトルを遷移しました。本作はメトロノームシリーズの中でも最後のヴァージョンです。黒いメトロノームの振り子の腕部分には、光学写真の眼が付けられています。この光学写真の眼は、振り子の動きに応じて見開いたり閉じたりします。