JP
やさしい日本語
ON

FAM NEWSFAMニュース

『愛しのマン・レイ展』作品紹介(4)

© MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2025 G3773
マン・レイ《贈り物》1921/72年 東京富士美術館蔵 [通期展示]
『愛しのマン・レイ展』に出品されている作品をご紹介いたします。
マン・レイは1921年7月にパリに渡り、同年12月にはシス書店で初めての個展を開催しました。
本作はその初日に、フランスの作曲家エリック・サティ(後にシュールレアリスム運動にも関わる)と知り合い、二人でカフェに出かけた帰りに通りかかった金物屋でアイロンと鋲を購入して作成されたものです。
彼はこの作品を、展覧会を企画したフィリップ・スーボーへの贈り物にしようとしましたが、残念ながら原作は初日に盗まれてしまいました。その後、幾度もリメイクされ、1972年には9点限定で再制作されました。

CURRENT
EXHIBITIONS現在開催中の展覧会