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2023.11.11

「世界遺産 大シルクロード展」作品紹介(6)

妙法蓮華経巻第一 断簡 北朝・5-6世紀 一級文物 敦煌研究院
現在開催中の「世界遺産 大シルクロード展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
砂漠の大画廊と称される敦煌(とんこう)莫高窟(ばっこうくつ)から1900年に偶然発見された敦煌文書の一つで、状態が良好な、北朝時代の貴重な写経の遺品です。
この写本は、二つの断簡から復元されたもので、26行を確認することができます。
序品の最後の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の過去世の経験が説かれた偈頌(げじゅ)と、方便品の冒頭の仏の智慧が「難解(なんげ)」であることが説かれた箇所に当たります。
鳩摩羅什(くまらじゅう)漢訳の『妙法蓮華経』は日本、中国、東アジアで広く信仰されました。

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