
No.89《タイレトカプの人型棺(内棺)》
前746~前525年頃 テーベ西岸(南部エジプト地域)
©Staatliche Museen zn Berlin,Ägyptisches Museum und Papyrussammlung /S. Steiß
現在開催中の「古代エジプト展 天地創造の神話」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
タイレトカプという名の女性のために作られた木製の人型棺(内棺)は、主として「死者の書」から抜粋された文言と図像によって装飾がなされています。
木棺の頭部には、ネフティス女神、足部にはイシス女神が表現され、木棺の胸の部分には、天空の女神ヌウトが描かれています。