
No.6《ホルス神に授乳するイシス女神》
前664〜前525年頃 テーベ西岸、シェイク、アブド・アル=クルナ地区
©Staatliche Museen zn Berlin,Ägyptisches Museum und Papyrussammlung /S. Steiß
現在開催中の「古代エジプト展 天地創造の神話」出品作品をご紹介させていただきます。
玉座に座るイシス女神は、愛情深い母親として、膝の上に息子であるホルス神を抱いて授乳しています。
ホルス神は、カールした髪の毛(右側)によって、子供であることを特徴づけています。
成長したホルス神はエジプトを支配したことから、歴代のファラオは「ホルス神の化身」とみなされます。
本作品は、高さ約10㎝のとても小さな像です。