
No.15-16《セクメト女神座像》
前1388~前1351年頃 テーベ東岸、カルナク神殿複合体・ムウト神殿域
現在開催中の「古代エジプト展 天地創造の神話」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
展示室では2体のセクメト女神(頭がメスライオン、身体がヒトで表現)が、低い背もたれの玉座に厳かに鎮座しています。神としての尊厳と力の証として、頭の上には太陽と聖蛇ウラエウスを戴き、左手にはアンク(生命の象徴)を握っています。玉座の正面は2列の碑文(足の両側)があり、この彫像を作らせたアメンヘテプ 3 世の名前が記されています。この女神座像が出土された際、同様の女神座像が数百体発見されたそうです。
※緊急事態宣言延長にともなう時間短縮の措置により、開館時間を10:00-16:00(15:30受付終了)とさせていただいております。