
現在、好評開催中の写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
この子ネコたちは生後1ヶ月、生まれて初めて外に出た日だったようです。お母さんは、1才半のオルガ。オルガは岩合さんに向かってまっすぐ歩き、ストンと脇の下に座りました。こちらの写真は、子ネコたちが岩合さんの脇の下にいるお母さんをじっと見詰めている瞬間を捉えています。4匹こちらを見ていますが、もう1匹後ろに隠れている子がいます。
この日オルガは、子どもたちにお手本を見せながら、一生懸命、キャットドアから入るように促しました。ですが、まだ勢いをつけて頭を通すのは難しいようです。
岩合さんは「ネコを美しく撮るためには、背景となる土地の環境、風土が大切。そのため、常に背景を気にしながら撮っている」と語ります。壁やドアの色には、ベルギーの空気感が現れています。
《オルガのこどもたち♂♀ ベルギー》