
19世紀後半になると、産業革命による経済発展が進みドレスの制作も機械化が進んできました。人々は豊かになると余暇を楽しむようになり、様々なところへ出かけるようになりました。ドレスもそれに伴い、用途が細分化されるようになってきました。ご紹介する《プロムナード・ドレス》は、「バスル・スタイル」を取りつつも黒一色で統一され、より外出しやすいように仕立てられております。
一方、《散歩》も黒のプロムナード・ドレスを着用しております。詳しくは「こちら」をご覧ください。
絵画の情景をドレスにて再現しておりますので、是非見比べていただきたいと思います。
<作品情報>
左上:プロムナード・ドレス 1880年頃 イギリス|シルク
右上:《散歩》エドゥアール・マネ 1880年頃 油彩、カンヴァス