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2021.03.23

「絵画のドレス|ドレスの絵画」展の見どころを紹介(1)

≪ローブ・ア・ラ・フランセーズ≫(写真左上)とルイ・ロラン・トランケスの≪夜会の後で≫(写真右上)を比較してご紹介させていただきます。

≪ローブ・ア・ラ・フランセーズ≫は18世紀定番の女性の装いで、スカートの部分にパニエという器具を使い、100cm近く左右に張り出されています。胸当てとペティコートで構成され、生地には花柄やレース柄、縞模様などがふんだんに織り込まれています。

≪夜会の後で≫では、女性は鮮やかな水色の「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」を身にまとい、イギリス趣味の影響で流行ったとされる花飾りのついた小さな帽子を被っています。

男性はイギリスのフロックコートを模した「フラック」を着こなし、当時、髪粉が落ちないよう脇の下に挟むことが主流となっていた三角帽を抱えています。

またクラバットと呼ばれるネクタイ状のスカーフや、音をさせながらベルトに吊したシャトレーン、ステッキといった男性のアイテムをそつなく身につけている様子もうかがえます。

 ※写真下は展示風景

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