
開催中の「絵画のドレス|ドレスの絵画」展 では、戴冠式を再現したナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの大義礼服の展示とともに皇后ジョゼフィーヌのティアラを展示しています。
シンプルな古代ギリシア風のデザインに正面のV字型のラインが美しいこのティアラには、1040個にも及ぶ合計260カラットのダイヤモンドが装飾されており、当時の豪奢な輝きをいまに伝えています。
《皇后ジョゼフィーヌのティアラ》の展示期間は、5月9日(日)まで。
また、常設展示第4室では、《ロシア皇室のハット・ピン 》を展示中です(展示期間は、5月23日(日)まで)。
本作は、ロシア帝国の宝物庫から売却された一対のうちのひとつで、ピンのヘッド部分は、隙間なくセットされたダイヤモンドのリボンが上部に向かって螺旋状に上り詰めています。銀とダイヤモンドの白色光の中に上部のサファイアのブルーが美しく映えています。
この機会に、「絵画のドレス|ドレスの絵画」展に出品中の《皇后ジョゼフィーヌのティアラ》とあわせて、当館のジュエリーコレクションをお楽しみください。
※キャプション情報
《皇后ジョゼフィーヌのティアラ》19世紀初頭、ダイヤモンド、金、銀、高11.5cm、幅15.0cm
《ロシア皇室のハット・ピン 》1769年、銀、ダイヤモンド、サファイア、18.0×2.5cm