
12月6日(金)、当館および八王子市立第五中学校にて第37回東京都中学校美術教育研究大会が開催されました。
当館では、「絵を見つめ、世界を想像する」というテーマで八王子市立由井中学校2年生30名の鑑賞研究授業が行われました。生徒たちは事前授業で当館の作品を印刷物で鑑賞し、そこから想像した物語を絵と文章で表現しました。当日は生徒たち自らが本物の作品を前に、事前に想像しながら表現した絵と文章を紹介し合いました。
生徒からは「本物の作品が教室で見たものと全然違い、さらに新しい想像が膨らんだ」「本物の作品を見るという貴重な体験ができ、色使いや筆致、そして描いた画家にまで想像が及んだ。この体験を今後の人生に活かしたい」等の感想が寄せられました。さらに視察した教員からは「地域にある美術館を活かした良い連携授業でした」「今後、さらに美術館を活用し、子供たちの学びに活かしたい」等の感想が寄せられました。本鑑賞授業のサポートを創価大学教育学部のミュージアム・エデュケーションⅡの受講生が担い、学生にとっても有意義な学びの場となりました。