
8月3日(土)、国際医療研究「アートが健康に与える影響」(A-Health Japan)の第三期(通算12回)のワークショップが終了しました。
本研究は、65歳以上の方を対象に美術館での「参加型アート」の効果について、「幸福度・QOL(生活の質)・身体的な健康」の3つにどう影響を与えるか調査するもので、世界10カ国の代表の美術館で実施する世界初の先駆的な試みです。
第三期では、日本美術画家で元女子美術大学副学長の橋本弘安氏を講師にお招きし、身近にある石や土などから絵の具を作り、作品制作をしました。
被験者からは「12回を通してどんどん若返ってくる気がしました」「絵は苦手でしたが途中から楽しくなり、引き続きワークショップに参加したいくらいです」「地域で絵を描くサークルを立ち上げました」などの感想が寄せられ、有意義なプロジェクトであった様子が伝わってきました。
今回をもちまして、美術館におけるワークショップは終了しましたが、引き続き、被験者にはアンケート調査等が行われ、最終的には世界各国の研究も総合して、約2年後に全体の結果が明らかになる予定です。
プロジェクトの詳細はこちらから。
http://www.artsalivejp.org/event/190508/