
ICOM(国際博物館会議)京都大会開催と京都新聞創刊140年を記念して開催される東京富士美術館所蔵「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ」展の記者発表会が、5月16日(木)15時より、世界遺産 元離宮二条城内の香雲亭にて行われました。
主催者の京都府を代表して西脇隆俊京都府知事、共催の京都市を代表して門川大作京都市長、会場となる京都文化博物館を代表して山田啓二館長のご挨拶の後、当館の五木田聡館長、鴨木年泰学芸係長が展覧会の概要を説明しました。
そして、同展覧会に出品される岩佐派《源氏物語図屏風》(江戸時代前期)を特別披露。
その屏風作品を前に、「AIとVRによる源氏絵の研究と鑑賞方法」と題し、恵泉女学園大学の稲本万里子教授、東京工業大学の小長谷明彦教授による研究成果の発表がありました。
同展覧会では、よく知られた日本美術の作品を「カワイイ」「サムライ」「黄金」「富士山」などのキーワードで分かりやすく展覧します。また、VR(仮想現実)を活用した鑑賞を展示室で体験できるほか、刀剣を実際に手に取るような角度から見ることができる特設展示ケースで鑑賞できるなど趣向を凝らした展示を予定しています。葛飾北斎《神奈川沖浪裏》や鈴木其一《風神雷神図襖》等の名品をはじめ、広重、若冲、応挙など絵画、浮世絵版画や漆工芸、刀剣、武具甲冑などの多彩な作品を通して日本文化の豊かな世界をわかりやすく楽しめる内容です。
展覧会名:ICOM京都大会開催記念 京都新聞創刊140年 東京富士美術館所蔵「百花繚乱 ニッポン×ビジュツ」展
会期:8月25日(日)~9月29日(日)
会場:京都文化博物館4階