
5月2日(木)、新緑が爽やかな昼下がり、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジのメーガン・ラバティ博士をお招きし、令和元年最初のイベント「哲学×美術鑑賞」を開催しました。老若男女、大変多くの方にお集まりいただき、場内は満席となり熱気に包まれました。
はじめにCNN/NHKの報道通訳者である野口由紀子氏による大変わかりやすい通訳のもと、メーガン博士による「哲学とは何か」「美術館教育とは何か」といったテーマについてのレクチャーがありました。
その後、レクチャーの内容を踏まえて実際の常設展示室のナポレオン作品の前で、哲学的な対話を通した美術鑑賞を試みました。例えば「どの肖像画が最も真に迫っているか、またそれはどのような根拠からか」などの質問に対して、参加者は本物の作品の鑑賞を通して自由に意見を披露し合いました。
参加者からは「珍しいテーマだと思って足を運んでみたが非常に良かった」、「哲学というと何をするのかわからなかったが、まず鑑賞の姿勢から解説してくれて良かった」等、有意義な「哲学×美術鑑賞」体験となったようです。
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https://www.fujibi.or.jp/events/upcoming-events.html