
10月27日、愛媛県にある宇和島市立伊達博物館にて「明治150年記念秋期特別展〜大名家と婚礼道具展」が開幕しました。
10月26日(金)に行われた開展式では、宇和島市長らが臨席し、当館の所蔵品で宇和島伊達家伝来の《竹雀紋竪三引両紋牡丹唐草蒔絵女乗物》が里帰りしたことが大きな話題となりました。本作は、仙台藩7代藩主伊達重村の娘の順姫(むねひめ)が、天明5(1785)年に宇和島藩6代藩主伊達村壽に嫁いだ際の婚礼道具と位置づけられ、宇和島伊達家ゆかりの作品です。その後、本作は順姫の孫の正姫が島原藩松平家へ嫁ぐ際に宇和島を離れたということです。
開展式後の内覧会および翌日の一般公開では、当館と伊達博物館の学芸員によるリレーギャラリートークが開催され、参加された多くの来館者が、約230年の時を超えて受け継がれた婚礼道具に思いを馳せました。
本展は11月25日(日)まで。
展覧会の詳細はこちらから(展覧会チラシPDFが表示されます)
https://www.city.uwajima.ehime.jp/uploaded/attachment/20085.pdf
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