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「暁斎・暁翠伝」GWのイベント情報(その2)

GWには、750年の歴史を誇る狂言・大蔵流、宗家の大藏彌太郎氏による特別公演を開催します。暁斎・暁翠父娘が愛し、描いた能楽・狂言をお楽しみください。5月5日は、暁斎が描いた能・狂言画から、《膏薬煉》を公演。大藏彌太郎氏による演目解説に加え、子どもの日特別企画として大藏彌太郎氏の指導による親子狂言体験も行います。ぜひ親子で狂言をお楽しみください。

暁斎が愛した能楽・狂言〜大藏彌太郎特別公演[第2回 膏薬煉]

2018年5月5日(土・祝)午後2時から1時間程度(開場午後1時30分)
会場: 東京富士美術館/本館 ミュージアムシアター
料金:無料(ただし、展覧会の入場料金が必要、土曜は中小生無料)
申込:不要。定員200名
※当日正午より、公演会場入口にて入場整理券を配布(お一人様一枚配布)
出演:大藏彌太郎千虎

演者プロフィール:大藏彌太郎千虎(おおくらやたろうせんとら)
昭和49年(1974)生。東京都在住。
能楽師大藏流狂言方。
公益社団法人能楽協会理事、同東京支部常議員。
大藏狂言SHIN-大藏三兄弟-長兄。

二十五世大藏彌右衛門の長男。
本名「基照(もとみつ)」。
祖父(故)二十四世大藏彌右衛門及び父に師事。
五才「以呂波」にて初舞台を経て、末広がり、千歳、那須、三番三、釣狐、花子の大曲を披く。
平成10年、宗家に伝わる幼名「千太郎」を襲名。
平成28年、成人名「彌太郎 千虎」を襲名。

■狂言・大藏流について:

大藏流は、現二十五世 大藏彌右衛門虎久(とらひさ)まで続く能楽狂言 最古の流派です。
宗家は代々 幼名「千太郎」、成人名を「彌太郎」、宗家名を彌右衛門と称する事になりますが、特に十一世は織田信長公より「虎」の字を拝領し、彌右衛門虎政(とらまさ)というように虎の字のついた名のりをするようになりました。
十二世虎清(とらきよ)は豊臣秀吉に愛され流盛を拡大しますが、関ヶ原以降は徳川家康に仕え、幕府直属の狂言師となります。
1694年 十五世緑虎の時代に、時の将軍 徳川綱吉の上意により江戸に屋敷を拝領し、奈良から江戸へと移ります。
大藏流狂言には、宗家 大藏彌右衛門家を筆頭に、茂山千五郎家、茂山忠三郎家、山本東次郎家、善竹弥五郎家の五つの家(五家)が存在しますが、流祖 玄恵法印、二世彌兵衛より六百五十年余、現宗家虎久まで二十五世代を通じその流れを守っています。

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