
大好評をいただきました「東山魁夷展」、3月4日に終了いたしました。
当館は3月6日(火)〜25日(日)の20日間、本館・企画展示室を展示替のため休室し(新館・常設展示室「西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」のみオープン)、続く26日(月)〜31日(土)の6日間、展示替のため全館休館させていただきます。
4月1日(日)からは本館・企画展示室において「河鍋家伝来・河鍋暁斎記念美術館所蔵 暁斎・暁翠伝」を開催いたします。
近年人気を集め、話題の展覧会も次々開催されている河鍋暁斎。本展では幕末から明治前半の画壇において、狩野派絵師として、また様々な画派を貪欲に学びながら幅広い作風と領域で活躍した暁斎と、その長女で、柔らかで色彩豊かな美人画や小児図を得意とし、時には父・暁斎と同様の勇壮な、あるいはユーモラスな作品をも描いた女流画家・暁翠に焦点を当てます。
河鍋家には暁斎の非凡な技量をうかがわせる3000枚を超える貴重な下絵を始め、江戸末期から伝来している作品・資料が多く残っています。暁斎の曾孫である河鍋楠美氏が河鍋暁斎記念美術館を設立して以来、研究の進展とともに暁斎の多彩な画業の有り様があきらかになってきました。本展は暁斎を暁斎たらしめた伝説的なエピソードとともに、本画や浮世絵、挿絵や能・狂言画、席画などこれまで部分的に紹介されてきた暁斎を改めて総合的に展望し、娘・暁翠に受け継がれ伝えられたその画業の伝承までを網羅していきます。
今後も当館の展覧会にご期待ください。